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  1. 西都市議会 2002-12-01
    12月09日-02号


    取得元: 西都市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-03
    平成14年 12月 定例会(第6回)          平成十四年十二月九日---------------------------------------●議事日程(第二号)         平成十四年十二月九日(月曜日)                    午前十時開議第一、一般質問---------------------------------------●本日の会議に付した事件 議事日程(第二号)に同じ---------------------------------------●出席議員(二十三名)           一番 池沢正博君           二番 吉野和博君           三番 内藤邦弘君           四番 井上 司君           五番 中野 勝君           六番 浜砂松生君           七番 新名美穂子君           八番 松本良文君           九番 吉野元近君           十番 井上久昭君          十一番 河野方州君          十二番 井上照也君          十三番 松浦幸男君          十四番 池田明男君          十五番 緒方敦男君          十六番 弓削春男君          十七番 橋口定幸君          十八番 横山昭雄君          十九番 黒木正善君          二十番 浜砂一郎君         二十一番 浜砂百敏君         二十二番 狩野保夫君         二十三番 野村隆志君---------------------------------------●当局出席者  市長              日野光幸君  助役              一原則幸君  収入役             長友義忠君  総務課長併選挙管理委員会事務局長                  滝井清次郎君  財政課長            井下敬三君  企画調整課長          斎藤敦弘君  税務課長            中武庄畩君  活性化推進室長兼西都原対策室長 大西秀邦君  建設課長兼東九州自動車道建設対策室長                  井上 功君  建築住宅課長          荒川昭英君  下水道課長           森 康雄君  都市計画課長          高橋芳徳君  農林課長            和田一男君  全国植樹祭対策監        増田恵二君  農村整備課長          太田寛文君  生活環境課長          黒木良直君  市民課長            神田 守君  健康管理課長          原 勝行君  会計課長            迫 政光君  福祉事務所長          関谷恒徳君  水道課長            長友敏明君  教育長             黒木康郎君  教育委員会総務課長       鬼塚 薫君  教育委員会学校教育課長     後藤文美君  教育委員会学校給食センター所長 日高英季君  教育委員会社会教育課長     小森一三君  教育委員会文化課長       阿万定治君  教育委員会スポーツ振興課長   緒方久己君  農業委員会事務局長       関谷 勝君  監査委員            斎藤末市君  監査事務局長          佐々木美徳君  消防長             中武 但君---------------------------------------●議会事務局出席者  事務局長            甲斐克則君  事務局次長           蓑毛幸一君  議事係長            中武資貴君  議事係             本部博樹君  議事係             丸山浩幸君---------------------------------------                         午前十時零分 開会 ○議長(池沢正博君) これより本日の会議を開きます。 本日の会議は、お手元の議事日程第二号によって進めることにいたします。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(池沢正博君) 日程第一、一般質問を行います。 一般質問の通告者は九名であります。質問の順位は、お手元の通告表のとおり決定いたしました。 これより順次質問を許します。まず、十五番緒方敦男君の発言を許します。 ◆十五番(緒方敦男君) (登壇)まず、質問に入ります前に、大きな一番の農林業行政のうちの三番の質問を、都合により取り下げさせていただきます。 それでは、質問通告に従い順次質問してまいります。当局の御答弁をよろしくお願い申し上げます。 質問の一番目は、農林業行政のうち、①米問題であります。 今後の日本の水田農業の行方を決める米政策改革の方向がまとまり、つい先日、十一月二日ですが、米政策大綱が決定をいたしました。一番の焦点でありました生産調整の配分は、二〇〇八年度から農業者や農業団体が主体的に取り組むシステムに移行するそうであります。来年の減反面積は、本年度の百一万ヘクタールから五万ヘクタール上乗せで百六万ヘクタールと、過去最大の面積だそうであります。昔から「農は国の基」と聞かされ育った私どもは、世の中がどんなに変化しても、米を抜きにしての農業は語れません。この問題を市長はどのようにとらえ、将来の西都の米つくりをどのように導かれていくつもりか、お尋ねをいたします。 また、来年度五万ヘクタール全国で減反がふえた場合、本市への配分はどの程度になるのか、お聞かせをいただきたいと思います。 その②、日野市長の選挙公約でありました農産物加エセンターについて、お尋ねをいたします。 今回で三度目の質問であります。農林業者の待望論が高まっております。この加エセンター具体的にはどの程度計画が進んでおりますか、お尋ねをいたします。 次に、大きな二番目でありますが、教育行政についてお尋ねをいたします。 グラウンドゴルフでありますが、中高年の体力増強や健康維持、人と人との交流等、近年急速に競技人口が増加してきました。グラウンドゴルフに着目しまして、私たち会派研修グラウンドゴルフ場の視察をしてまいりました。場所は石川県の高松町営グラウンドゴルフ場であります。日本海がすぐ眼下に見おろせる、ブドウ畑に囲まれた非常に景色のよい場所に五十六ホールが完備してあり、手入れが行き届いてにぎわっておりました。今からちょうど十年前、平成四年に、全国で十六番目の日本グラウンドゴルフ協会推薦コースに認定されたそうであります。当町では昭和六十二二年ごろから、体育指導員と町教育委員が中心となりニュースポーツとして普及を始めたら、予想以上に町民に受け入れられ、競技人口も急激にふえ、毎年十月に町内対抗グラウンドゴルフ大会の開催を初め、町民体育祭の種目、小学校のPTA行事、町内会のレクリエーション行事等に取り入れられ、子供から老人まで、男女を問わず、だれにでも、どこでも気軽に取り組めるスポーツとして町民に定着しているそうであります。本市でも各所各地域で毎日だれかがグラウンドゴルフをやっておられるのも見かけます。少人数であれば公園等の狭い場所でもゲームができるのでしょうが、本市はスポーツランド構想も打ち出し、プロ野球のヤクルトスワローズ、プロサッカーセレッソ大阪等のキャンプ地でも有名であります。場所もあることだし、市外、県外からでも競技者を呼べるグラウンドゴルフ場をつくられる気持ちはないか、お尋ねをいたします。 三番目は、観光行政についてであります。 西都原であります。現在、県関係では西都原考古博物館本体の建設が着々と進んでおり、また、その下に予定される駐車場予定地でも広々と整備が進み、昨年までの面影とは全然違った、想像もつかないように変貌しており、びっくりいたします。また、本市でも取り組まれる「よだきんぼ」跡のガイダンスセンターエ事もようやく本工事が着工され、日ごとにそのつち音が高くなってきているようであります。もうあと半年もすると西都原の全体像が浮かび上がってくるものと、非常に楽しみに、また期待をしているところであります。 現在、本市を訪れる観光客数が年間九十五万人から百万人の間と聞いております。平成十六年に本市で開催されます第五十五回全国植樹祭に天皇、皇后両陛下臨席を仰ぎ開催されるのを契機に、本市の観光客は爆発的に増加するのではないかと期待をしております。観光客が何万人ふえても、今までのようにごみを捨て、トイレを使って「はい、さよなら」では、今までと何の変化もないし、何のための整備かわかりません。 そこで、市長にお尋ねいたします。市が所有しているイベント広場以北の公有化は考えておられないか。 二点目は、西都原を佐賀県の吉野ケ里遺跡のように国営公園化を図る気持ちは持っておられないか。 三点目は、全国、世界でもどこの観光地に行っても見かける、地元の土産品を並べる土産品店街を西都原の一角に設けられてはどうでしょうか。 もちろん、国や県の了解が絶対必要な難しい問題ばかりであります。 以上、市長の見解を求めて、壇上からの質問を終わります。(降壇) ◎市長(日野光幸君) (登壇)緒方議員の御質問にお答えをいたします。 まず、米政策大綱と西都の将来の米づくりについてでありますが、米を取り巻く環境の変化に対応し、消費者重視、市場重視の考え方に立って、需要に即応した米づくりの推進を通じて水田農業経営の安定と発展を図ることを目的に米政策改革大綱が発表されました。平成二十年度に農業者と農業団体が主役となって新たな需給調整システムを構築し、平成二十二年度までに農業構造の展望と米づくりの本来あるべき姿の実現を目指すというものであります。内容を見てみますと、平成十六年度から、今までの生産面積の調整から生産数量を調整する方式へ転換する。また、トレーサビリティーシステム、いわゆる生産履歴を追跡する仕組みでありますが、この導入等を実施するなど、消費者重視の取り組みが目立つようであります。しかし、三十年余りも国主導で行われてきた生産調整がなくなるわけでありますし、米の計画流通も同時に廃止をされ市場にゆだねられることになれば、現場が混乱するのではないかと心配をしております。質問議員の言われますように、米は日本人の主食であり、水田農業のかなめでありますので、農家経営安定に向けて地域にマッチした施策が展開されるよう国、県に要望をしてまいりたいと思います。 それから、将来の西都の米づくりについてでありますが、このことにつきましては、九月議会でも申し上げましたように、旬のものを消費者に届けることが一番と考えておりますので、早進化とあわせ減農薬等のこだわりの生産を重視してまいりたいと考えております。 次に、来年度五万ヘクタール減反がふえたとき、本市への配分はどの程度になるのかとの質問でありますが、平成十五年度の生産調整規模は、需要量に見合った生産を推進する観点から、百六万ヘクタール規模に設定し、生産調整目標面積都道府県配分については、生産者団体の意向を踏まえつつ実施したようであります。平成十四年度生産調整面積は、従来分九十六万三千ヘクタールに緊急拡大分四万七千ヘクタールを加えた百一万ヘクタールと、豊作時の備えとしての需給調整水田五万ヘクタールの二本立てになっており、合計百六万ヘクタールが生産調整目標面積需給調整水田面積として配分されております。平成十五年度は、前年度の緊急拡大分と需給調整水田が廃止になり生産調整目標面積として一本化され、百六万ヘクタールの転作面積が配分されました。したがいまして、本市には昨年度と同程度の面積が配分されるのではないかと考えております。 次に、農産物加エセンターが具体的にはどの程度計画が進んでいるかとの問いでありますが、この農産物の加エセンターにつきましては、私の選挙公約でもありますので、実施に向かって鋭意努力している状況であります。そこで、現在は、これまでに東米良地区特産物加工施設の整備に市からの補助金を出しまして、東米良の特産物であるユズを中心に、山菜等を原料にしただんごなどの加工物の商品開発を目指してもらっているところであります。 また、西都の入り口でもあります園元の県立産業技術専門校の横に、地場産品の即売所とあわせ加工施設整備も考えておるところでありますが、この点について、緒方議員、再三御質問でありますが、その施設がどの農産物を加工するのか、その場合にどのような設備が必要になるのか、また、施設の規模等を関係機関及び加工機械製造会社と現在協議している状況でありますが、私としては十五年度目標に建設をしていきたいと考えておるところであります。具体的な整備計画が決まりましたら、なるべく早い時期に議会へ御報告をしたいと考えております。 次に、観光行政についての質問にお答えをいたします。 まず、市が所有しているイベント広場北側の民有地の公有化は考えていないのかとの質問でありますが、イベント広場北側は、農用地として、県におきまして基盤整備事業が実施された優良農地でありますので、現在のところ公有化は考えておりません。 次に、西都原の国営公園化についてお答えいたします。 国営公園は、都市公園法第二条第一項第二号に規定してあり、西都原はその条項にある「日本国固有のすぐれた文化的遺産」となり得ることから、国の開議の決定を得られれば国営公園化を図ることが可能であります。この件につきましては、現在の西都原整備が始まる以前に、国、県との西都原整備関係の検討会の中で話がなされた経緯がありますが、西都原の半分以上が農業振興地域になっておるなどの諸問題があることから、見送ってきたということであります。しかし、国営公園化は非常に魅力的なものでありますので、今後県などと協議を進めてまいりたいと考えております。 次に、西都原での土産品店街設置についての質問でありますが、西都原は宮崎県立自然公園に指定されており、自然公園の風致に影響することは法的に規制されております。また、西都原の観光客を市街地商店街に引き込むことにより中心市街地の活性化も図ってまいりたいと考えておりますので、御提案の件につきましては、来年度完成しますガイダンスセンターの中で対応してまいりたいと考えております。 以上でございます。(降壇) ◎教育長(黒木康郎君) (登壇)緒方議員のグラウンドゴルフ場についての御質問にお答えいたします。 本市におきましても、中高年者の生涯スポーツの推進として、体育指導員地区体育振興会の協力をお願いし平成三年度から普及してまいりましたが、議員御案内のとおり、今日では各地でだれかが毎日グラウンドゴルフを楽しんでおられる姿を見かけるようになりました。平成七年度には本市の体育協会にグラウンドゴルフ協会として加盟し、現在当協会を中心とした大会が活発に開催されているところであります。グラウンドゴルフ場の建設につきましては、建設を求める要望がグラウンドゴルフ協会からありましたが、現在大会等で主に利用されている清水台総合公園の多目的広場を今後も活用することで御理解いただいたところでございます。 なお、当公園には約二万六千平方メートルの芝生広場をさらに建設する予定としておりますので、現在の多目的広場と合わせますと、九州大会等の誘致も可能な規模になると考えております。 以上でございます。(降壇) ◆十五番(緒方敦男君) おとといごろから風邪を引きまして、声が出ない面もあるかと思いますが、お許しをいただきたいと思います。 それでは、自席から二度目の質問をしてまいります。 いろいろ御答弁をいただきましたが、米問題については、この一カ月余り毎日のように新聞やテレビ等の報道がなされ、皆さんの方が詳しく御承知と存じますが、壇上から申し上げましたように、二〇〇八年から自主的な生産調整に移行するということは、西都のような早期米地帯では、よほど腹をくくって農政に取り組んでいかないと、農家は生き残れないんではないかと危惧をされます。ただでさえ、今集落には若い後継者が少なくて、ほとんど高齢者で支えてまいりました。こういう集落や農村を一体だれがこれから守っていくのか。国上保全を、過疎化の進む地方だけで守り切れるのか。日本民族の主食である米一つ守れないようでは、日本は一体どうなるのだろうかと、今から心配をしております。今、市長答弁でありましたように、食味のよい知名度の高い普通作米には、本市のような早期米はどうしても劣ります。今までにも関係当局には栽培指導とか有利販売に努力をいただき、西都米の早期米の地位を築いてきていただきましたが、またこれから原点に返って、先ほど答弁でありましたように、食味のよい消費者にマッチした米をつくっていくということでありますが、早進化もこれ以上は無理かなとも思いますけど、これもうまい米であれば農家は取り組んでくれるものと思います。まだこれ以上に早進化できる品種の改良をしていただくとか、また、これ以上に気象条件に左右されやすい農業は、国の保護なくしては絶対成り立だないのも事実であります。畜産経営や葉たばこ等に取り入れられている、一定額を下回った場合には価格補てんがなされていますが、米にもこのような制度はできないものかどうか。北海道とか九州あたりでも、四ヘクタール以上になると価格補てんがあるというような新聞で読みましたが、国土保全税的な意味も加えていただいて、こういった農政運動も西都から全国に発信したらどうかと考えます。過去の石油ショックの析、ちり紙やトイレットペーパーの不足で日本国じゅうがてんやわんやの大騒動になりましたが、日本人の主食である米が不足したらどうなるものか。日本国じゅうがひっくり返るような大騒動が起こることは間違いないと思います。何とか農民が農地を守り、米を守れるように頑張りたいものだと考えておりますが、再度、日野市長の見解をお伺いしたいと思います。 農産物加エセンターについては、十五年度までに議会に設立のあれが示されるというような答弁がございました。薗元の県立産業技術専門校横に、地場産品の販売所とあわせて加工施設整備を考えているとの答弁でございました。この問題はなるべくなら急いでほしいと考えます。といいますのは、先ほども壇上から述べましたように、西都温泉も復活して多くの入浴客が来てにぎわっております。西都原の整備が着々と進んで、それとあわせて平成十六年には全国植樹祭の開催、来春には県立産業技術専門校の開校とビッグな行事がメジロ押しになっております。市外、県外、全国に西都の農産物や加工品を売り込む絶好のグッドタイミングでもあると思っております。市長の公約でもありますし、この加工センターをなるべく早く立ち上げていただきますように、二度とないチャンスをつかむためにもひとつ頑張ってもらいたいと考えます。 二番目のグラウンドゴルフ場についてでありますが、御答弁をいただきましたが、清水台の公園を考えておるというふうな御答弁でありました。私も五十歳になって初めて本格的なゴルフを始めたんですが、それまではソフトボールや野球とかバレーボールなどが、ミニバレーを含めて、「これよりおもしろい競技はないだろう」と考えてプレーをしておったんですが、五十歳で始めましたゴルフが、下手でも思ったよりはおもしろいと、めったに百を切れないわけですが、こういうある程度年がいってもできるスポーツでありますので、グラウンドゴルフ人口が急増した気持ちもわかるんですが、ゲートボールが一時は相当な人口があったんですが、これは団体競技ということで、いろいろ新聞やらで、酒の上でけんかをして相手をたたいたとか、そういうトラブルが絶えませんでしたが、このグラウンドゴルフにつきましては個人競技でありますので、自分の責任以外何にもないわけですね。そして全身を使い長い距離を歩くので、健康維持にもストレス解消にももってこいのスポーツだと考えます。この質問を取り上げたわけですが、これ一本に絞って質問をやろうと思っておりましたら、同僚の松浦議員から、県内のパークゴルフ場に行ってきて、資料が、山田町と高崎町だそうですが、ほとんど道具なんか変わらないそうですね。ただ、このパークゴルフは穴が掘ってあると、普通のゴルフのように。グラウンドゴルフはこういう金具の中に入れにゃいかんわけですが、これは競技をする中に、うまい人になればなるほど、ちょっと外れてもそれをもとに戻して入ってることにしたりとか、そういう不正があるそうです。パークゴルフの方がやはりおもしろいんではないかと、これも取り上げてもらえんかというふうなことで、山田町のパークゴルフ場はAからFコースまで六コースの九ホールあるそうです。全部で五十四ホール、一番長いのが九十七メートル、短いので二十七メートルだそうです。凹凸や曲がりくねったコース、バンカーなど本物のゴルフコースのようであります。大人が終日四百五十円、子供が二百円、つい先日も県大会がこの山田町のパークゴルフ場で聞かれたそうでありまして、答弁では九州大会等の誘致も可能な広場を建設予定とありますが、このグラウンドゴルフ場とほとんど施設は変わらんということになればですね、いろいろ担当課長にお聞きしましたら、パークゴルフはまだ普及がしてないということでありましたが、使用する道具類みんな一緒だそうでありますので、どうせつくれば、併用できるような施設をぜひつくっておいていただきたいと考えますが、もう一度教育長の答弁をよろしくお願いしたいと思います。 三番目に、西都原についてであります。市民のどなたに聞いても、だれに尋ねても、異口同音に出る言葉が、毎回私も言うんですが、お金が落ちないと、西都市には。土産品も少ない。土産品店が少ないのが圧倒的であります。今回はその土産品店問題だけを取り上げようと考えておったんですが、西都原を回ってみて、あとの二つを追加質問に加えさせていただきました。 申しわけないことでありますが、西都原問題については、前議員でありました日高不二夫さんが熱心でありまして、よく質問をされておったわけですが、昨年でしたか、この西都原を世界遺産に登録したらどうかというふうな提言がなされました。私も全く同感であるんですが、私の場合は、先ほども言いましたように、市のイベント広場から北側、いわゆる昔の競馬場を含む永谷の上までの私有地を公有化するには莫大な費用がかかると、まず国営公園化を進めてから、今市長の答弁でもありましたが、国営公園化も可能であるというような説明でありました。だから、国営公園化を進めてから世界遺産に登録でも間に合うんではないかと考えた次第であります。ちょうど今、綾の照葉樹林を世界遺産にということで、新聞やテレビ、ラジオで言っておりましたが、十二万人の署名が集まったということであります。これから先は綾、西都は本県観光ルートのドル箱路線になることは間違いないと確信をします。どっちみち以上のような問題に今から取り組んでも十年くらいはかかるんではないかと。ここにインターネットで、議会の事務局にお願いしたら、世界遺産と国営公園の概要なるものをいただきましたが、日本の世界遺産に登録されている場所を調べてみました。おもしろいことに、国営公園は全国で十四カ所が開園しております。九州には福岡県の「海の中道海浜公園」、佐賀県の「国営吉野ケ里歴史公園」のニカ所であります。また一方、世界遺産登録は全国で十一カ所指定を受けております。九州方面では屋久島と琉球王国の城及び関連遺産群の二カ所しかありません。このように西都原は可能性をいっぱい詰め込んでおります。再度、日野市長の見解をお聞かせをいただきたいと思います。 それと、土産品店街というのは、本当にどこに行っても必ず皆さんが、歴史的な遺産のところ、京都、奈良に行っても一緒ですが、どこの観光地に行ってもその商店街を通って行ったり帰ったりするわけですが、そういう土産品帯が設けてあります。どうしてもだから、西都原に一カ所から二カ所、半地下式でもいいと思うんですが、十店舗か十五店舗ぐらいのそういう土産品店街を、ガイダンスセンターの横は無理としましても、考古博物館の駐車場予定地の南側方面か高取山下の駐車場の北側あたりにまとめてつくっていただくことはできないかと。これはどうしてもバスがふえます。これからの観光になりますと。バスがとまってぞろぞろ観光客の皆さんが駐車場にとめて考古博物館なりを見る場合に、その近くじやないと土産も買いませんので、どうしても来た客をただでは帰さないと、そういう商魂をひとつ西都市が見せて、出店者にはやる気のある中心市街地の商店主の皆さん方にお願いをしたいと、当面は来た観光客に土産品を買ってもらって西都市の活性化を図るということで考えたらどうかと考えます。市長の考えをお聞かせいただきます。 以上でございます。 ◎市長(日野光幸君) 再度の御質問でありますが、まず、米問題についてでありますけれども、私は正直のところ、こういった農業政策に対する国の責任は非常に無責任だと、こう思います。今まであれだけ強行に押しつけておりながら、これからは勝手につくってくれというふうな態度は、私はこれは問題があると、こう思います。そんな中で、先ほど答弁もしましたけれども、西都のようなハウス園芸地帯での米づくりというのは、国が今示した内容からすると、どれをとっても厳しい内容になっております。生産調整の実施者だけを対象にして助成措置を見る、水稲作付規模が一定規模以上の経営者に対処するものであるとか、こういうことについては本市にはなじまないと、こう思います。 しかし、これから国の政策の推移というのは当然我々は見ていかなきやならんと、こう思いますが、そんな中で米以外の作物を生産した場合の米との収益格差補てん、また、加工用米と主食用の収益格差補てんなどが期待がされるところではありますが、果たしてそれが本市の農業経営にどれだけのメリットがあるのかということについて心配をしております。今週中にも県から生産調整枠の配分と改革大綱の説明が予定されておりますが、その結果を踏まえて、西都市にマッチした施策が展開されればと、こう思って、対応していきたいと思います。 それから、食味の問題で、早期水稲の改良についてでありますが、今一番人気のコシヒカリよりも三日程度早く収穫できる品種が発表をされました。しかし、それが食味が落ちるとか、食味はまさるけれども収穫が少しおくれるといったぐあいで、今のところ、こういう地域にコシヒカリにまさるものがあるということになるのかどうか、まだまだはっきりしてないところであります。 しかし、先ほど壇上でも申し上げましたように、早進化もさることながら、やっぱり土質などの条件を加味した普通水稲の導入も検討しなければならないのかなと、こう考えておるんです。西都の米で一番私たちが痛切に思いますのは、西都は早い米づくりで勝負する以外にはないと、こう思うんですね。そうじゃないと、八月も半ばぐらいになるとよそからどんどん新しい米が出てくるわけでありまして、西都は早い時期の二カ月ぐらいが勝負になる。こう思いますから、そうなりますと、やっぱり次の米づくりというのも十分考えていかないと、なかなか西都の米政策が厳しくなるんじゃないかと、こう思いますから、十分その辺は専門的な立場の人あるいは農協等とも協議をしながら西都の米づくりをこれから進めていきたいなと、こう思っておるところであります。 それから米の価格補てんでありますが、畜産とかいうようなところに補てんと同じように米の補てんもできないのかと、こういうことでありますけれども、質問議員がもう既に御承知のとおり、ほかの作物に比べて自給農家が多いのが米づくりであります。畜産とか野菜などの経済作目と国民の主食となる自給的要素の強い作物との違いから、価格補てん制度は非常に厳しいと、こう思っております。 ただ、米づくりは農の原点でありますから、米を中心としてきた水田営農がまさに変わろうとしている今日であります。水田が持つ多面的な機能あるいは公益的な機能をいま一度評価をしてもらいたいと思っておりますので、県や国を通じて意見を述べていきたいと考えております。 それから加エセンターのことについては、質問議員を初め議会では再三御指摘をいただいておるところでありますが、先ほども申し上げましたように、いよいよ詰めの段階に今来ました。したがいまして、規模とか、どのようなものを加工するかという、それに伴う機械はどのような機械が必要かということについて、今検討しておるところです。実は先日、群馬県の沢田農協の加エセンターに行ってきました。私、直接行ってきましたが、非常に参考になったのは、あらゆる農産物をすべて原料出荷と同時に加工に回しておるという状況です。したがって、あの沢田の農家には捨てる農産物は一つもありません。使わない農産物は一つもありません。全部加工に使って、それだけの収益を上げて農家に還元をしておりますということでした。私が最初から考えているのは、原料出荷だけでは農家の手取りが少ない。だから農家の所得をふやすためには付加価値をつけて品物を加工することがいいだろうということから、加エセンターをつくるという約束をしたわけでありまして、そのとおりつくることに努力をしているところであります。西都はよそと比べると食の豊富なところでありますから、それらを生かしてこの加エセンター建設に努力をしていきたいと思います。薗元の地区は約三反歩の土地でありまして、これは造成工事に入りましたから、ここに、できれば十五年度中に建設ができるように努力をしていきたい、こう考えておるところであります。 それから西都原の国営公園化の問題については、壇上からも説明しましたし、再度の議員御指摘でありまして、私もそのとおりだろうと思います。国営公園化に向けて県と協議を進めていきたいと思っております。 最後に、土産品店街の問題でありますが、確かによその観光地に行きますとそういう店が並んでおります。ただ、西都原にそのような土産品店街をつくることが、いろんな規制にあるということで、厳しいということを申し上げました。ただし、イベント等の時期については店が並んでおるわけですけれども、それではなくて、常時土産品店街をつくれという御指摘であります。確かにこれからお客さんがたくさんおいでになるだろうと、こう思います。西都には何も買うところがないじゃないかというのは悲願としてあるわけですから、十五年度末にガイダンスセンターができ上がりますので、ここに土産品売り場、スペースとして少ない場合は、地場産品の売り場はテントを張ってでも売れるような場所を確保しようかなとも思っておりますが、それ以外の今の緒方議員の御質問にある常時土産品店をつくるということについては、これは市街地との整合性等も考えながら十分協議をしていかなきゃならん問題だろうと思います。ですから、言われるのは私もよく理解ができますので、今後、地元の商店の皆さんともこの問題については相協議をして対応していきたいなと、こう思っておるところであります。なかなかしかし、規制があるということで、西都原の風致をまた乱すようなことになってもいかんと、こう思いますから、これは十分気をつけながら取り組んでいこうと思っておりますが、いずれにしましても西都原は、若者を中心にいろんな企画をしていただいて、全国的に名の売れたイベントというのが開催をされておるところでありまして、古墳まつりを初めとするいろんなイベントが開催をされておりますし、これからもこういったことに力を入れていきたいと思いますから、御理解を賜りたいと思います。 以上でございます。 ◎教育長(黒木康郎君) 再御質問のパークゴルフ場については、担当課長に答えさせます。 ◎教委スポーツ振興課長(緒方久己君) パークゴルフ場建設についてお答えいたします。 パークゴルフにつきましては、現在本市におきましては普及推進いたしておりません。そのようなことで、今後普及を含めて、人口の推移を見ながら建設についても検討してまいりたいと考えております。 ◆十五番(緒方敦男君) 最後になりましたが、御要望申し上げて、質問を終わりたいと思います。 米問題、非常に日本全国で大変難しい問題でありますし、いろいろな意見があるのもわかるんですが、やはり市長答弁でありましたように、例えば粘土地帯は普通作米を導入したらどうかというような今話がございましたが、やはり西都は、できたら早期米でいってもらいたいと。こういう言い方は悪いんですが、「日本で一番早い米」ということで、「売り逃げ」というような話もいろいろあったわけですが、今まではそれで売れてきたんですが、先日テレビを見ておりましたら、新宿駅にあります宮崎県の「KONNE」という店舗、ここで宮崎県産のしょうちゅう類が爆発的に今売れていると、品が不足するほどしょうちゅう類も売れておるし、また、宮崎産の豚肉を使った豚汁とかカレー、それに夏場は特に冷や汁がよく出るそうです。こういうのを利用して西都米の早期米を売り込む手もあるんではないかなと自分なりに考えたわけでありますが。なかなか百姓は土地を荒らしたくないという気持ちもあるもんで、米にいつまでも執着をするんですが、しかし、やはり採算がとれんようでは、皆さんに米つくりを頑張ってくださいと頼んでも難しいんではないかと思います。西都農協に行って販売実績と出荷実績をここ十三年間のをいただきましたが、平成十一年からはずっと三十キロ七千円、採算ラインぎりぎりの価格で今推移をしておるようであります。高いときには一万五千円ぐらい、三十キロでですよ。行ったときもありますが、これは災害があってその年が不作になった関係もあったんでしょうが、これほどは行かなくても、何とか西都の米つくりを採算ラインに乗せていっていただきたいと考えます。 加工場につきましては、今、市長の答弁でありましたように、西都には原料は豊富にあるわけですから、ぜひこれを利用して頑張っていただきたいと考えます。 グラウンドとパークが混同しまして、大変申しわけなく思っているんですが、高松町では、先ほど言いましたグラウンドゴルフですが、年間パスポート購入を、個人と利用客の販売機があって、町内、町外者の利用者が一年間で、前者が三百七十二万一千五百円、後者が百八十三万三千五百円、団体利用で百十七万一千五百円の計六百七十三万円の売り上げがあったそうであります。利用者数が、個人では二万四千百八十四人、これは平成十三年度の使用の状況ですが、団体が一万三千四十一人の計三万七千二百二十五人の方が利用されておるそうであります。維持費の計を間いてみましたが、八百万から九百万だろうということで、少し赤字が出る程度だというようなことでありましたが、元気でプレーをしていただければ、医療費とか、ちょうど横に町営のレストランもございまして、それを利用されるので、経営的にはとんとんに行くんではないかという話がありました。市外からのプレーヤーの誘致を図れば本市の活性化にも寄与できるんではないかと考えまして、取り上げた次第であります。どうかよろしくお願いしたいと思います。 西都原全体については、どのような展開になるのかはわかりませんが、あの頑固で石頭の宮内庁が、西都市議会の林相整備の件で要望に行きまして、全然男狭穂・女挟穂塚が見えなかった姿が、木の伐採をしていただきまして、今ほど見えるような姿になりました。また今年度も伐採があるというような、ある程度の木を切っていただけるというような話もお聞きしておりますが、今まで私は何度もこの質問を取り上げて、また何度も同じことを言っておるわけですが、地域に住む住民や土地所有者の皆さんが長期間にわたってこの西都原の古墳を守ってきたから、今の西都原が実存するものと考えております。ここに御臨席の皆さん全員御案内ですが、十一月三日の古墳まつりには、「天皇家の“ふるさと”日向をゆく」の著者であります梅原猛氏がお見えになり、おもしろいテレビドラマ化の脚本が書けるのではないかというような、皆さんの前でお話がございました。非常に頼もしく期待感に胸がわくわくいたしましたが、それとこれとは違いますが、そういう規制がいろいろあることはあるんですが、今まで古墳を守ってきたお返しということで、今度は西都市民に返していただく番だということで、土産品店街の一つぐらいはつくっていいんではないかと自分は考えるわけですが、やはり、今説明でありましたように、西都原に来た観光客を市街地にどう引き込むかというような御答弁がございましたが、西都原がにぎわえば、観光客の皆さんも市街地まで足を伸ばしてくれると思うんですね。そのような観点からこの問題を取り上げてまいりましたが、ぜひ頑張っていただきますようにお願いを申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(池沢正博君) 暫時休憩いたします。                         午前十時五十三分 休憩                         --------------                         午前十一時五分 開議 ○議長(池沢正博君) 次に、十三番松浦幸男君の発言を許します。 ◆十三番(松浦幸男君) (登壇)通告に従いまして順次質問をいたします。 まず一番目に、市町村合併についてお伺いいたします。 去る十二月二日の議会全員協議会において、市長は次のように述べられております。「結論から申し上げますと、佐土原町及び新富町との任意合併協議会の設置は非常に困難と判断した」との説明でありました。その中で市長は、二町長の考え方として西都市との任意合併協議会が発足できない理由を詳しく説明されましたが、両首長の言われることも少しは理解できる面もあります。しかし、市長は以前から両首長とは数回にわたって話し合いもし、その感触も極めてよいというふうに伺っておりました。まさかこのような結果になるとは予想もしておりませんでした。 そこで市長にお尋ねいたしますが、二町との合併問題は現段階では御破算になったものと考えたときに、今後の西都市の運営をどのように進めようとされておるのか。また、他の市町村との合併問題も念頭に置いておられるのか、お伺いをいたします。 次に、行政改革の取り組みについてお伺いいたします。 新たな西都市行政改革大綱が平成十三年十一月に策定されました。現在この改革大綱に沿って進められております。既に改革されたものもありますが、また一方、残されている多くの課題の改革が必要なことだと思っております。この新たな行政改革の基本方針の中に、「行政改革は予算の削減、人員の抑制、組織の簡素化を中心テーマとしてとらえつつ」云々と示されておるところであります。この予算削減については、平成十五年度の予算要求に関しても、昨年同様削減重点項目を示して、財政事情が厳しいことを各課等の理解を求めるなど、予算の削減に努力されている姿勢がうかがえるところであります。 しかしながら、人員の抑制、組織の簡素化等についてはどのような取り組みをされているのか、その姿が少しも見えてこないように思われます。過ぐる十一月の自治新聞によりますと、片山総務相は十一月二十日の経済財政諮問会議で、新片山プランとして、地方単独を四年間年五%縮減、さらに職員を五年間で一万人以上、これを地方に直せば、五年間毎年一%以上の削減をするよう、これまでになかった数字を示して提案をされております。このように厳しい内容であり、西都市においてもますます行財政改革の必要性が目の前に迫ってきているように感じられます。そこで、市長には大変厳しい質問であろうと思いますが、次の三点についてお伺いをいたします。 まず一点目は、財政面は大丈夫なのか、財政事情を伺いたい。 次に、もう一点は、民間委託の推進はどのように考えておられるのか、お聞かせください。 さらに、課等の組織がえについての考え方をお聞かせいただきます。 次に三番目の質問は、運動公園等の駐車場の拡充についてであります。西都原運動公園と西地区公園についてお伺いいたします。 一番目は、西都原運動公園についてでありますが、三点をお伺いいたします。 一つ目は、運動公園に人った正面の空間がいつも封鎖されておりますが、あの場所を駐車場にすることはできないかということであります。もう一つは、寺原集落に入るところの三角地点の市有地を、駐車場としての標識や出入り口などの看板を立てるなどして整備はできないかということが、二点目であります。 以前、この三角地を駐車場としての看板をお願いいたしておりましたが、いまだにできないことは、ほかに使用目的があるのか。この三点をお尋ねいたします。 また、西都原運動公園は既に二十四、五年経過をいたしておりますので、内容的に見てほかに適当な駐車場になるところもあるかもわかりません。現今のように大きな大会等も開催されるようになり、また、スポーツランド構想も着実に進んでいることを考えると、駐車場の不足が懸念されるところであります。市長の考えをお聞かせください。 次に、三番目は西地区運動公園であります。 前に述べましたように、大会等の析、駐車場が不足し、道路に駐車する入が多くなり非常に危険であります。たびたびパトカーに注意されていることがあったりしますが、西地区運動公園の駐車場の拡充についての市長のお考えをお聞かせください。 それから四番目の質問でありますが、西都原の桜の保存と菜の花畑等の浸水対策についてお伺いいたします。 初めに、桜の木の保存でありますが、木の根を固めないようにすることが一番保護になるようでありまして、そのための工事だろうと思いますけれども、現在工事が進められております。昔の競馬場の馬場を駐車場として現在利用しておりますが、この馬場に入ることができないように土手が築かれておりますので、桜の木を守り育てる上にとってきっとよい結果になると思っております。樹木医の話によりますと、西都原の桜の木はかなり年数がたっている木があり、中には樹木の中が腐食していると思われるものもあり、手入れも必要とのことであります。また、台風でも来れば倒木のおそれもあるとのことであります。そのようなことを考えると後継木を育てておく必要があると思いますので、大きな木と木の間に小さな桜の木を補植しておいてはどうかと提案するものでありますが、市長のお考えをお聞かせください。 次に、イベント広場の入り口の西側、菜の花やコスモスを植える畑についてでありますが、雨のたびに水がたまり、水はけが悪くて花の育ちが悪いようであります。また、イベント広場の入り口付近の駐車場として利用している馬場にも水たまりがひどく、雨上がりなどに西都原を訪れる方の印象は決してよくないと思いますが、整地するお考えはないかお伺いをいたしまして、壇上からの質問を終わります。(降壇) ◎市長(日野光幸君) (登壇)松浦議員の御質問にお答えをいたします。 まず、市町村合併についてのうち、今後の西都市の運営をどう進めるのかとの質問でありますが、西都市の市長としまして、これまでに合併問題についていろいろと努力をしてまいりましたが、新富、佐土原との関係がこのようなことになりましたことは、非常に残念に思っておるところであります。今後、議会等の御協力もいただきながら、両町の状況の推移も見ながら、あるいはまた同時に県が示している合併パターンも視野に入れつつ、今後努力をしてまいりたいと考えております。 次に、行政改革の取り組みについての第一点目の財政問題でありますが、既に松浦議員も御承知のとおりであります。本市の歳入構造は、地方税等の自主財源の占める割合が約三割で、財政基盤が非常に弱く、地方交付税などに大きく依存した構造となっています。質問の中で触れられた総務省の提案は、地方財政計画の歳出の抑制をすることにより財源不足を圧縮し、ひいては交付税の減額を図ろうとするものであります。また、政府閣議決定においては、平成十八年度までの間を通じて、国庫補助負担金、税源移譲を合む税源配分のあり方、地方交付税の三位一体の改革を推進することとし、国の関与を縮小するとともに地方の権限と責任を大幅に拡大し、地方財政の自立を目指す方針が明らかにされたところであります。しかしながら、先ほども述べましたように、本市の歳入構造は大きく地方交付税などに依存をしており、さらに一方では、税源移譲の内容が不透明な現段階では、今後の歳入状況は今までにない非常に厳しい状況になると認識しております。このように厳しい歳入状況が予想される中でありますので、歳出全般にわたる見直しを行うことはもとより、財政規模の適正化を図りつつ、収支バランスを考慮しながら事業の重点化を図り、限られた財源の有効活用を行うことにより健全な財政運営に努めてまいりたいと考えております。 次に、民間委託の問題についてでありますが、事務事業の見直しの中で推進することとしておりますが、民間で行えるものは民間にお願いすることを基本に見直しを行う考えであります。現在は、地方公共団体の特定の事務について郵政官署で取り扱いできないかどうか検討中であります。 次に、課等間の組織がえについてでありますが、私が市長に就任後の平成十三年度に、事務事業の合理化及び市の活性化を図ることを目的として課等の統廃合を既に行っておりまして、二十九ありました課を二十七にいたしました。さらに十四年度には、社会体育施設の総合的な管理、貸し出し等窓口の一本化を行うために、保健体育課を廃止しスポーツ振興課を新設をしております。今後とも合理的な行政運営のため、課や係の統廃合を含めた体制づくりに取り組むよう指示し、内部協議を進めているところであります。あわせて、人件費抑制のため、当面臨時職員、パート職員も極力減らすよう指示しておるところであります。 次に、運動公園の駐車場拡充についてであります。 初めに、運動公園の正面の空間を駐車場にすることはできないかとのことでありますが、その場所は、公園管理車両及び利用者のための通路で、園路として位置づけておりますことから、通常は園路として、大規模なイベントを開催する場合には、現在駐車場に活用しておりますので、当面はそのような方向で進めてまいりたいと考えております。 次に、西都原運動公園敷地外の北側にある三角地駐車場の標識整備についてでありますが、現在西都原の駐車場は、西都原イベント広場前にあります常設駐車場など数カ所ありますが、景観に考慮し、いずれも駐車場の標識は設置していないところであります。三角地駐車場についても同じ扱いと考えておりますが、議員御指摘のとおり、入り口が狭いため、入りにくい、わかりにくいというのも事実でありますので、縁石を取り除き入り口を広げるなどの対策を講じてまいりたいと考えております。 また、イベント等でこの三角地駐車場を使用する場合は、仮設看板の設置をするなどの対策もあわせて講じたいと考えております。 なお、この三角地は駐車場以外での目的で使用することは考えておりません。 次に、大きな大会の開催、スポーツランド構想からの駐車場の不足が懸念されるとの問題でありますが、御指摘のとおり、平成十三年度はキャンプ、合宿、大会などの延べ参加人員が約八千人に上っておりまして、経済効果も約一億円と見込んでおります。スポーツランド構想は着実に進んでおると感じておりますが、さらに推進する上で、施設の整備・充実などのスポーツ環境の整備は不可欠であります。そのような中で、イベント大会の誘致を行う規模から生ずる駐車場不足が懸念されるところでありますが、これに対応するために、運動公園内の園路あるいは芝生広場などを活用するとともに、隣接地の借用、西都原公園駐車場の利用など対策を講じてまいりたいと考えております。 次に、西地区運動場の駐車場拡充、いわゆる三財でありますけれども、議員御案内のとおり、西地区運動場におきましては、スポーツ少年団の交流事業として毎年運動会が実施されておりますが、特にその場合に駐車場の不足を感じております。大会及びイベントの規模により芝生広場などの一部も臨時駐車場として活用しておりますが、今後は隣接地を借用するなど対応策を講じてまいりたいと考えております。 次に、西都原馬場内の桜の補植についての質問であります。馬場内は、車の桜に与える影響を考慮し、一部につきまして駐車場としての使用を禁止し、十五年度に整備する計画であります。また、桜の木につきましても、十五年度中に調査を行い、腐食老木等の間には補植する計画を立てておるところであります。 次に、西都原菜の花畑等の浸水対策についてでありますが、議員御指摘のとおり、西都原イベント広場入り口左側は水がたまりやすい状態にあります。整地するなど対策を講じたいところでありますが、御案内のとおり、平成十六年の春には全国植樹祭が開かれ、西都原はその式典会場になることから、会場整備が平成十五年度に行われる予定であります。もちろん、西都原イベント広場周辺もその対象となるために、整地は全国植樹祭終了後に実施したいと考えております。 なお、その近辺の西都原馬場については、平成十五年度の西都原古墳群及び周辺地域整備事業により芝生化する計画でありますので、浸水についても改善をされるものと考えております。 以上でございます。(降壇) ◆十三番(松浦幸男君) 大変申しわけございませんが、風邪を引いておりまして、時々水を飲まさせていただきます。 まず、合併問題でございますけれども、ここで今後の西都市の運営と、それから今後の合併ということをお尋ねしておりますけれども、今後の西都市の運営についての具体的な答弁はなかったように思います。しかし、私が次の質問をいたしました行財政改革の質問の中で市長が言われました、地方税等の自主財源が非常に弱いため、それからまた交付税の減額等も予想されることから、財政的に見ても非常に厳しい状況下にあるということでありますから、今後の運営についてもなかなか厳しいということだろうと思いますが、ここであえて、市長も合併が必要だと考えておられるので、ここではそういうふうに理解をして、合併のことについてただいまから再質問をさせていただきます。 御答弁がありましたように、佐土原、新富の首長とは何回となく話し合いも持たれて、非常に感触もよいと言っておられたことを壇上から申し上げました。任意合併協議会は、御承知のように関係市町村長の合意によって設置されるものでありまして、また、合併を前提としたものでもなく、住民への情報提供が目的であります。そしてまた、合併後の姿を現実的、具体的に検討する場であります。ですから、このようなことであれば、任意合併協議会を立ち上げるということはそんなに難しい問題ではないというふうに私は思っております。しかし、このことは、任意合併協議会を立ち上げて、そして市民に、町民に情報を提供した後にいろいろ考えるのが妥当なことではなかろうかと思いますが、佐土原、新富町の両首長が困難と言われた裏には何かわけがあるものと推察いたしますが、この前全協で説明されたこと以外で発表ができることがあれば、ぜひお開かせをいただきたいというふうに思います。 なお、今後の合併のことですが、市長はそこで、両町の推移の状況を見ながら、そして同時に宮崎県が示した合併パターンを視野に入れて努力するということを言われました。この県が示した合併パターンを見ますと三つほどありました。広域連携発展型、これが西都市・児湯の一市五町一村、そしてもう一つは地域拠点充実型、これが西都・佐土原・新富・西米良であります。そしてもう一つは行財政基盤強化型、これが西都と西米良であります。こういうことでありますが、市長がただいま県のパターンを視野に入れながらと言われますけれども、ここでどういうようなパターンを考えておられるのか、はっきりは言えないかもしれませんけれども、考えておられればぜひ述べていただきたい。 それと、先日の十二月六日、地方分権の特別委員会が開催された日であったと思いますが、この日の午後に高鍋町長が来西をされたということを伺っております。恐らく合併のことについてお伺いされたんじやなかろうかとも思っておりますが、そうであればその内容もお聞かせいただきたい。 それから、この合併パターンの西米良とのことなんですが、このことについては西米良の村長さんとは何も話されたことはないか、そのこともあわせてお間かせをいただきたい。 いずれにいたしましても、限られた特例日が十七年になっておりますので、時間が余りありません。例えば合併後の手続なんですが、任意合併協議会をつくっていろいろ検討しても、県が示した内容では約半年間はかかると、それから法定合併協議会、これがいろいろ市町村と話し合いますと約一年ぐらいかかるだろうという見通しであります。そしてそれが終わって今度は市町村議会で合併を議決し、そして知事に申請、県議会の議決、そして知事の決定、それから総理大臣への届けということ、これを考えますと早くても半年かかる。合わせますと優に二年間はかかるわけでございます。ですから、いずれにいたしましても合併の問題については早目にしないとどうにもならないというように思っておりますが、市長の考えをお聞かせいただきたいと思います。 それから、行政改革の取り組みについてでありますが、この中で三点ほど質問をいたしました。ただいま財政事情については市長からも笞弁がありましたが、国が言っておりますように、国の関与を縮小して地方の権限と責任を大幅に拡大して地方財政の自立を目指すということですから、非常に厳しいこの財政状況下においては、なかなか自立ということは困難であると私は考えております。その中で、示されましたように、自主財源が三〇%ぐらいしかなく、あるいは非常に地方交付税などの減額も予想されると、一番地方交付税に依存しておったわけですが、そういうこと、それから税源移譲の内容というのがまだ不透明だということを考えて、非常に厳しいという状況を認識しているということであります。その中でも、限られた財源の中で有効活用を行うことによって健全な財政運営に努めていくということでありますが、このように非常に厳しい財政の中で、恐らく自主財源にいたしましても三〇%を割るんじゃなかろうかと思います。そういうような中で財政運営をしていくということには、かなり無理があるんじゃなかろうかと思います。財政事情については非常に厳しいという現状であるということは認識をいたしました。 次に、民間委託でありますが、ただいま市長は壇上からでは、現在は地方公共団体の特定の事務について郵政官署の取り扱いはできないかというようなことを検討しておるということでございますが、私がここで質問をいたしたい理由は、民間委託というものはそれぞれ、皆さんが言われますように、例えば保育所であるとか、あるいは給食センターであるとか市民会館であるとか、そういうことを伺っておったのでありますが、そのことはなかったようでございます。市長は以前から、合併とか民間委託については非常に消極的な考えであったと私も思っております。しかし、このような財政の厳しい中にあって、もうここに至っては、恐らく市長の考えも変わっているんじゃなかろうかというふうに思います。例えば保育所にしてみましても、民間でみんなが引き受けてくれればよろしいですけれども、引き受けがないようなそういうところにおいては市が当然やるべきでありますけれども、それ以外については民間委託はどうかというようなことでございます。仮に公設の保育所と民間との比較をちょっとしてみたわけですが、数字は申し述べませんけれども、かなりの差がございます。そういうことでありますので、こういうような財政の中ではぜひ民間委託ということの取り組みをしていただきたいというふうに思います。 第三次の西都市総合計画の中にもはっきりと明記をされておりますが、「行政運営の効率化の中で、公共施設の管理運営については効率的な運営と管理負担の軽減を図るとともに、施設によっては民間委託あるいは法人の組織の設立による委託を検討します」とはっきり、平成十三年の十月、これは市長がつくった計画ですが、それに上がっておるわけでございます。ですから、そういうことを踏まえまして、ひとつ市長の取り組む姿勢についてお伺いをいたしたいと思います。 次に、同じく課等間の組織がえについてでありますが、市長から答弁がありましたように十三年度も行っておられます。しかし、いろいろ検討してみますと、まだ一緒になってもいいような課も見受けられるわけでございますが、ひとつ検討していただいて、それに取り組みをしていただきたい。そのお考えもひとつお聞かせをいただきます。 それと運動公園の駐車場の拡充についてでございますが、運動公園の正面については、市長の方から答弁がありました、管理車両あるいは公園利用者の道路として位置づけておって、園路である。中を行き来したりする、公園に行ったりする方等の安全を考えたときにあそこはとめてあるんだなということがわかりましたが、大きなイベント等においてはそこも開放するようなお話でございますので、ぜひそのようにしていただきたいと思います。 それから運動公園の北側にありますあの三角地点ですが、今言われました中で、景観に考慮し標識は設置していないというお話がございました。それだけ景観に影響があるような大きな看板も必要はないと思いますが、そこで答弁のありましたように、イベント等においては仮看板を設置するということでございますので、そういうふうにぜひお願いをします。これは何回となく言っておりますけれども、なかなかできません。よろしくお願いします。 それと西地区運動場、三財の運動場ですが、これは隣接地を借用すると言われましたけれども、そういうような場所があれば、ここでそれが明確にわかれば、そういうこともお示しをいただきたいと思います。 それから次の、西都原の桜の保存と菜の花畑等の浸水対策ですが、西都原の補植については、今お話がありましたように計画するということであります。私も西都原に上がってみまして、場内の一部が、馬場のところですが、今駐車禁止に既になっております。そして土手が設けられておりまして入ることができません。そうすることによって木の根を固めるということもなくなるだろうと思いますが、一つ疑問がありますのは、西側の方の一部は残すという計画もあるようですが、そこらあたりはなぜ残されるのか、そこのあたりをひとつお聞かせいただきたいと思います。 それと、十五年中には調査をして補植するということですから、樹木医のお話なんかを聞いていただいて、やっぱり桜の木の手入れというのが非常に必要になると思いますので、よろしくお願いをいたしておきます。 次に、西都原の菜の花畑等の浸水ですが、ちょっと私は俯に落ちませんのは、ただいま市長の答弁では、全国植樹祭がありまして、この式典会場がイベント広場になるということで、会場の整備を十五年度に予定をされておると、これが終わってから、畑のことも含めてだろうと思いますが、その周辺については整備をすると言われたように私は受けとめておるんですが、できるならば、やはり、全国植樹祭がある前に一緒に整備をしていただかないと、あそこだけ十五年ということになると、またちょっと問題ではなかろうかとも思っております。 もう一つは、馬場については芝生化をするという計画ですから、これも改善されると言われましたけれども、ただ芝生を植えるだけでは、あそこは土地が低いわけですから、どうにもならないと思います。ですから、そこらあたりもひとつ、盛り土をして芝生を植えられるのか、そのことも含めまして、二回目の質問を終わります。 ◎市長(日野光幸君) 幾つかの多岐にわたる質問でありますが、まず合併問題でありますけれども、佐土原、新富との感触はよかったという質問でありました。感触は前半はよかったんです。ところが、それぞれの町が住民座談会を聞かれて、それからアンケート調査等をやられた。その結果からかなり雲行きが変わってきたというのが事実であります。それは、新富町が、合併をするならどことした方がいいかという調査をされた結果が、佐土原町との合併を望むのが五〇%を超えておる。西都を含めた三市町の合併には一九%だったという状況。それから佐土原町の場合は、新富町と合併を希望するのが三三%あった。そして宮崎市との関係から順次続いてきて、西都はわずかに5%であったという住民の意向。同時に、佐土原の場合は宮崎市に通勤されておる方がたくさんおられますので、アンケート調査にあらわれてない意向というのが、宮崎をにらんだ希望の人たちが非常に多い。しかも議会の中でもそういう意向もあるようだということで、西都を合めた任意合併協議会は極めて厳しいという状況になりました。何回か三人で話をしましたけれども、最終的に、もう十二月議会が始まるから、お互いにそれまでには結論を出しましょうということになりまして、そのような話し合いをもって、あのような困難であるという結果になったわけであります。 実は佐土原からの提案は、新富町との合併任意協議会を立ち上げたいということですけれども、西都がそれに加わった任協をつくるとするならば、宮崎市も入れて二市二町の任協はできないかという相談があったんです。それについては、私は新富町長と同じようにお断りをしました。それは無理だと、宮崎を入れた任協は。新富町も同じような考えでありました。新富と佐土原との任協にさらに宮崎を加えることについてはどうですかという提案があったときにも、新富町長はそれを断られた。そして最終的には、宮崎からオブザーバー参加という話があったときにはどうですかと言ったら、オブザーバーなら考慮してもいいだろうということが新富町長との話でありました。いずれにしましても、西都はその三市町任協は参加するということは無理があるという状況判断で、時間的に余り引き延ばしても問題があると思って、あの時点で結論を出したわけでありまして、ただ、この問題が完全にシャットアウトされたという状況ではありません。これからの推移を見ながら、場合によってはまた協議することもあるでしょうということになっております。 それから、今後のことで、私は壇上から県が示したパターンを考えながら対応するということを申し上げました。そのパターンには、先ほど議員御指摘のとおり、西都・児湯のパターンが第一パターンであります。そういう状況の中で、実は、今言われました十二月六日に高鍋町長がおいでになりましたが、その二日目でしたか西米良村長さんがおいでになったわけです。西米良村長さんは西都と西米良との任協について相談がありました。そして十二月六日に、ちょうど特別委員会があったときですが、朝の午前十時半に高鍋町長がおいでになりまして、こう言われました。「県のパターンである第一パターンにもう一度戻って、西都も含めて任協を立ち上げたい。したがって、西都もこれに入っていただきたい」という要請でありました。その場合に私はこう申し上げました。「この要請は高鍋町長個人の話ですか」「きょう来たのは私が一人で来たけれども、実はきょうの午後に児湯郡の町長会を開く。西都市さんの意向というのを聞いた上で児湯郡の町長会の議題にしたい」と、こう言われました。したがって、その際に私は、「児湯郡の各首長さんが、西都も入れて、西米良も入れて任協をつくることについてすべてが合意されるならば検討はしましょう」という返事をしたんです。議会とも当然相談をしなきやなりませんから、そうなった場合は検討はしましょうと。そこで一応終わりました。それから四時前に高鍋町長から電話がありまして、「協議をいたしました結果、西都、西米良が入ることについては異議がありません。したがって、ぜひ検討をしていただきたい」ということの電話の要請がありました。当然その場合には新富町にも任協に加盟をしていただきたいということを申されました。それが高鍋町長、西米良村長との会談の内容でありました。したがいまして、今議会に今初めてそういう動きについて申し上げたわけですけれども、当然議会の皆さんと相談をいたしながら私の態度を決めてまいりたいと考えておるところであります。時期的にはもうそんなに時期はありませんので、以上申し上げたいと思います。 それから行革についてでありますが、財源が厳しい申で有効な運営をする、これは当然なことでありまして、実は職員の手当等のカットとか県内旅費の削減とか、いろいろともう既に実施をしてきておるところですけれども、臨時職員等についても極力減らしていくというようなことについて、協議をしておるところであります。 それから民間委託問題についてでありますが、市長は消極的じゃないかということですけれども、受けとめ方によってはそう見られる向きもあるだろうと思います。しかし私は、西都市の置かれておる立場、六カ町村の合併市であるという地域性等々を考えた場合に、他の市町村と同じようにすべて民間委託が好ましいのかどうかということについて、私は真剣に考えておるところであります。大都市の場合と西都のような地域性を持ったところは、おのずから問題の処理は違ってくるだろうと、こう思います。そういう面から検討しておるところでありますから、今言われました保育所とか学校給食センターとの民間委託については、現在のところは考えてないわけでありますけれども、今後はさらに深く委託のあり方等について全体的に検討する必要があるだろうと思っておるところであります。 それから課などの問題については、極力やっぱり課の統廃合というのは考えていかなきゃならんだろうと。私が市長になって、今一年と十カ月ばかりですけれども、いろいろ考慮しなければならん点が幾つかありますから、今後、課等の統廃合については真剣に取り組んでまいりたいと思っております。 それから、運動公園の一連の駐車場の問題ですが、まず三角地点ですね、これは私は標識は立てた方がいいだろうと思うんです。といいますのは、運動公園の入り口のところの左側に野球場があります。右側に陸上競技場がある。この陸上競技場では、陸上だけではなくてソフトボールとかいろんな催し物がある。その真っすぐ行くとテニス場がありドームがあるわけですね。こういうのを考えますと、実はドームの再整備を考えておるところですから、ドームに人工芝なんかを張って、ヤクルトが来たときだけじゃもったいないと、市民に広く使っていただくという多目的なあそこは体育館みたいなふうにしたいと思うんです。だから、体育館を新しくつくるということは、今の財源では難しい状況ですから、体育館の新設は考えておりませんが、それにかわるものとして、今あるドームの中を改修をして広く市民の皆さんに使っていただくように、そうなれば当然利用者がふえてくる。だから、入り口のところに看板、三角地点にも看板を立てて、ここにぜひ置いてくださいという標識はする必要があるだろうと思うんですね。そうじゃないと、あの三角地点が正直言って遊んでるんですよ。ここは有効利用するという面と混雑を解消する面からも考えていかなきゃならんだろうと思います。 それから西地区の駐車場の隣接地はめどがあるのかということですが、実は、農協の所有だろうと思いますけれども、空き地があります。今の西地区の球場から約二百メーターぐらい南の方に行ったところですけれども、ここの借用はできないか相談をしたいなと、こう思っているところであります。 それから西都原の桜並木のことですけれども、実はあそこに車を駐車することによって景観も損なわれますし、桜の木の保存にも影響が出るという判断で、あそこには駐車は禁止をさせるということで、芝生の新植を考えておるところですけれども、いわゆる西側といいますか、北西の方になるところだろうと思いますが、そこも行く行くは、あの馬場の桜の木があるところは一帯を全部駐車禁止にした方がいいと私も思うんですよ。しかしこれは一挙にできませんので、段階的にと、こう実は考えておるところであります。 それから、菜の花畑の浸水対策ですけれども、特にぬかっておるところの問題ですが、これは十六年度に植樹祭が開催される、いわゆる来年度から整備が始まるわけですから、当然それと合わせてやる必要があると思います。そして同時に桜の木の並木のところに(駐車禁止にするわけですから)人工芝を張れば、当然ぬかるみも解消するための補てん策は、同じ時期にする必要があるだろうと思いますから、十五年度が植樹祭が終わってからということではなくて、一連の浸水対策、ぬかるみ対策は同じ時期にできると私も思っております。 以上でございます。 ◆十三番(松浦幸男君) 合併問題でございますけれども、ただいま市長が言われましたように、議会とも協議をすると、その内容については県が示したようなパターンであろうと思いますが、この協議について、いつごろされるのか、早目にぜひしていただきたい。特に議会においては特別委員会もあります。ですから、そういうことをひとつ利用していただいて、早目の取り組みが必要だと、このことをぜひお願いをいたしておきます。 それから民間委託ですが、市長にとりまして、今言われましたように、前に六カ町村が合併をしているということで、恐らく合併条件という内容の中に、そういうことは残すというような要綱もあったのかもしれません。そういうこともあっての考えだろうと思いますけれども、もう合併もして既に、来年は市制施行四十五周年ですけれども、それ前にも含併したところがあります。相当数たっておりますので、そこらあたりも含めて、できることはやっていただきたいというふうに考えます。 それと駐車場のことにつきましてはよくわかりましたが、西地区の農協の土地であろうと言われましたけれども、確認をした上で、できることなら早目に賃貸借を結んでいただき、整備でもすることがあれば早目にしていただきたいというふうに思います。特に、あそこを通りますと道路のわきに本当にとめておるんです。そういうことがありますので危険を伴いますから、よろしくお願いします。 次は、西都原の一連の菜の花畑のことなんですが、駐車場、一部を禁止したということでありますが、行く行くは全部西側の方も駐車禁止にするというお考えのようでありますが、ぜひそのことはお願いしたいと思います。 けさある人から電話がありまして、駐車場としてのやつを今禁止をしておりますが、車が人れないということになっただけで、ここにたばこの吸い殻やら、あるいはごみやら弁当殻が一つも落ちてないというようになったという電話がありました。「あんたは西都原のことをきょう質問するとですね。でしたら、そのことだけひとつ褒めてやってください」という電話もありましたが、そうしますと、やはり車に乗る人のマナーも悪いのかなという気もいたします。そういうことで、ひとつ駐車場のことはお考えをいただきたいと思いますが。 菜の花畑の浸水なんですけれども、二、三日前雨が強く降りました。行ってみておわかりと思いますけれども、見られた方はわかると思いますが、相当に水がたまります。ですから、簡単に整備ができるものでもないと思いますが、やはり、せっかく菜の花を植えたり、あるいはコスモスを植えたりするわけですから、みんな一緒に育って花がきれいになるのを見たいわけですから、そこらはちょうど、全国植樹祭も十六年度の初めということになれば、まだ花もあるかもわかりませんので、そういうことを考えますと、やはり一緒にそこは整備をしていただくということを特にお願いを申し上げまして、質問を終わります。 ◎市長(日野光幸君) 実は、菜の花畑の件ですけれども、今度のコスモスの成育ぐあいを見てよくわかるんですが、鬼の窟の周辺はよく育ってます。西側の方もよく育ってますが、中間点、今言われたようなところが、くぼみのあるところがことし育ちが悪かったんです。だから、これは一生懸命頑張っておられる作業をされる人たちと現場でいろいろ話をしました。一回ここは肥やしも含めてやり直さんと、これからはちょっと、やっぱりもう土が疲れちょっとですね。だから当然そうなると、天地返しといいますか、土の盛り方も考えていかなきやならんだろうと、こう思いますので、当然これは来年度にはそういうことが間に合うように協議をせんといかんかなと思ってますので、今言われたことも含めてそういう整地等を考えていく問題だろうと思いますから、対応したいと、こう思っております。
    ○議長(池沢正博君) 暫時休憩いたします。                         午後十一時五十七分 休憩                         --------------                         午後一時零分 開議 ○議長(池沢正博君) 休憩前に引き続き会議を開きます。午前中の市長の発言の訂正がございましたので、発言を許したいと思います。 ◎市長(日野光幸君) 先ほどの松浦議員の質問の答弁の中で、馬場内に植える芝のことを「人工芝」と申し上げたそうですけれども、正しくは「芝生」でございますので、訂正させていただきます。 ○議長(池沢正博君) 次に、二十番浜砂一郎君の発言を許します。 ◆二十番(浜砂一郎君) (登壇)さきの通告に基づきまして順次質問をしてまいりますので、当局の誠意ある答弁を期待するものであります。 質問の第一は、市町村合併問題についてであります。 市町村にとっての合併は、民間企業と同様に生き残りの手段であると申しても過言ではないと存じます。市町村合併に関する動きは、これまでにも明治、昭和の大合併に続く第三次市町村合併ブームが幾度かございましたが、合併が今回ほど現実味を帯び、全国規模で大々的に議論対象になったのは実に半世紀ぶりのことといってもよいのではないでしょうか。 本県においても市町村合併論議が高まっており、任意の合併協議会や合併研究会等の設置が進んでいることは周知のとおりであります。平成十七年三月期限の合併特例法から逆算するならば、本年度がタイムリミットであり、そのことが合併論議を広げている要因ではないでしょうか。共同通信社の全国調査によりますと、市町村合併を目指す法定の合併協議会や任意協議会、研究会の設置が全国で進んでおり、平成十七年三月の合併特例法の期限までに、現在三千二百十八の市町村が千九百七十程度に再編される見通しのようであります。既に合併が決定しているのは二十カ所の七十三市町村で、今後合併が確実と見られる法定協議会は百四の四百三十一市町村、さらに二百三十余りの任意協議会等で合併の可能性が高くなっており、これらを集計いたしますと、約千六百の市町村が合併することになり、約三百六十の新自治体が誕生する見込みとのことであります。 さて、去る九月二日の議会全員協議会において日野市長は、市町村合併問題に対する今後の取り組みについて見解を述べられており、要約いたしますと、「昨年の県央北部合併研究会以後、西都市、新富町、佐上原町の合併担当者、課長等で事務レベルの協議を進めており、さまざまな調整事項について九月末をめどに研究を重ねている。合併特例法の期限が平成十七年三月三十一日であり、一市二町の住民、議会、行政が一体となった、認知された協議の場が必要であると考えている。私の合併スタンスは、西都、新富、佐土原の三市町の合併を念頭に置いて協議を進めている。事務レベルの協議が九月に終わるので、その資料に菓づき、三市町で任意の合併協議会が設置できるよう進めていきたい」。このように市町村合併問題に対する今後の取り組みについて明らかにされているのであります。 さらに、去る九月十九日の全員協議会の中で日野市長から、市町村合併に関する市民への説明及びアンケート調査の実施について議会の理解を求められ、去る十月一日から二十カ所において市町村合併説明会が開催されたのであります。 西都、新富、佐土原との合併については、市町間との温度差や住民意識の相違などの問題点があり、合併を推し進めるには実に厳しい実情にございますが、合併特例法の期限から逆算するならば、本年度がタイムリミットであり、年内にも任意の合併協議会を立ち上げる重要な時期に直面していることを指摘するものであります。合併するか否かは終局的には住民の投票によって決すべき課題であると認識する一人であります。 先日の議会全員協議会において日野市長から、二町との任意合併協議会の設置は現状においては困難との考えを明らかにされ、憂慮すべき事態であり、二町との協議を重ねながらも、早急に他の合併パターンを検討すべき時期であると考えるわけであります。そこで、まず、一ツ瀬川沿線自治体との合併見通しと、今後、合併特例法期限までのスケジュールについてお伺いをいたします。 質問の第二は、法元集落周辺地域の環境整備についてであります。 去る九月三十日の全員協議会の中で日野市長や担当課から、妻北土地区画整理事業について経過と方針が示されました。まず、経過についてでございますが、一つは、妻北地区の現状について平成十三年七月に地元説明会を行い、地権者に説明を行った。二つは、区域内の埋蔵文化財を把握するため、平成十三年度に全域の調査を実施、予想を上回る遺構等の存在を確認している。三つは、この調査結果を踏まえ、平成十四年三月から八月まで必要に応じて県と協議を行った。四つは、その間、県による国との協議をお願いをし、九州地方整備局及び本省市街地整備課に妻北地区の特殊な状況と事業遂行の困難性について理解をいただき、一連の協議の中で区画整理事業にかわる代替整備計画案について提出を求められ、県を通じて国に対して提出を行ったところである。五つは、今日までの検討の結果、市としては、これ以上の妻北土地区画整理事業の推進は困難と判断したところである。このように説明がなされたところであります。 次に、この事業にかわる整備の方針についてでありますが、一つは、未整備の幹線的道路を初めとして、市道認定路線を優先して拡幅による整備、二つは、公共下水道の整備、三つは、稚児ケ池公園や逢初川歩行者専用道路を現況に整合するよう都市計画の変更後に整備。この経過と方針を踏まえて、去る十月二十一日からハ会場において方針報告説明会が実施されたところであります。 妻北土地区画整理事業を振り返ってみますと、中武、黒田、両市長からの継続事業であり、平成七年度に都市計画決定がされ、平成十一年度には用地の一部先行買収も行われ、仮設住宅の建設がなされようとする段階に至って、四つの理由等により事業の再検討の結果、代替事業への移行は高度な行政判断によるものと理解したいのでございますが、地元民としては、長年にわたって法により建設行為等の制限を受けつつも、この事業にかける期待も大きかっただけに、今に至ってどうしてとんざしたのかというのが地元民の偽らざる心境のようでございます。そのようなことから、事業区域内においては行政に対する不信が高まっているのも事実であり、この事業にかわる公共事業の早期着工に向け、今後全庁的な取り組みが必要不可欠と考えるわけであります。まちづくりは幾つかの手法があると承知をいたしておりますけれども、私は、土地区画整理事業にまさる手法はないと確信するものであります。そこで、まず、妻北土地区画整理事業にかわる公共事業の概要と事業決定の時期等についてお伺いをいたします。 質問の第三は、住民基本台帳ネットワークについてであります。 国民に十一けたの番号をつけ、国や自治体が個人情報をオンライン化で共有する住民基本台帳ネットワークシステムが本年の八月五日から稼働いたしております。この住基ネットについてはパンフレットや広報紙等により周知徹底が図られましたけれども、しかし、市民によく理解されていない実情にあるような気がしてなりません。住基ネットは市町村から各家庭に十一けたの番号が通知されており、この番号が住民コードで、国民一人一人に別々の十一けたの番号がつけられています。 この住基ネットは、総務省の地方自治情報センターを中心に、市町村、都道府県、国の行政機関を専用回線で結び、住民票コード、氏名、性別、生年月日、住所と、それらの変更経歴の六つの情報で本人確認に利用する仕組みになっており、行政手続オンライン化関連法案が成立いたしますと、自動車の登録など百十七の事務が加わるということであります。そして、来年の八月からは第二次サービスがスタートする予定で、転出手続が一回で済む。住んでいる自治体以外の自治体においても住民票の写しが取得できるなどが可能となり、自治体の独自サービスにも利用できるとのことでございます。 しかしながら、政府が示す利便性の向上とは反対に、プライバシーの侵害のおそれなどが反対の声であるようで、住基ネットが稼働を開始してから本県においてもトラブルやミスが相次いでいるようであり、住基ネットが施行された以上、個人情報保護法の早期成立やセキュリティー技術のさらなる向上によって、住民にとってよりよいものになるよう願う一人でございます。そこで、まず、本市の住民基本台帳ネットワークの現状と第二次サービスに向けての対応についてお伺いをし、壇上からの質問を終わります。(降壇) ◎市長(日野光幸君) (登壇)浜砂議員の御質問にお答えをいたします。 まず、市町村合併問題についてのうち、一ツ瀬川沿線自治体との合併の見通しについてであります。西都市、新富町及び佐上原町との合併につきましては、十二月二日開催の議会全員協議会で報告をいたしましたように、現段階での任意合併協議会設立は困難であると判断したところであります。先ほど松浦議員にもお答えをいたしましたように、西米良村長や高鍋町長からの要請もありますので、今後、議会の皆様と十分協議をしてまいりたいと考えております。 次に、合併問題についてのうち、合併特例法期限までのスケジュールについてであります。平成十七年三月までの合併を一つの目安とするならば、十五年初めに任意合併協議会の発足、同年九月に関係市町村議会で法定合併協議会の設置、十六年九月に関係市町村議会で合併決議、同年十二月に県議会での議決、県知事決定、総務大臣届け出、総務大臣告示となります。 次に、妻北土地区画整理事業の今後の動向につきましてでありますが、昨年よりいろいろと検討を重ねてまいりましたけれども、埋蔵文化財の問題など諸般の事情により事業の継続は困難との結論に道しました。この検討の内容や結果、また区画整理事業にかわる代替事業について、去る十月二十一日から十月三十一日にかけて地区内八カ所で説明会を開催をし、私も出席をして直接関係者の方々に説明を申し上げたところであります。 お尋ねの代替事業の概要は、地区内の道路、上下水道及び公園等をそれぞれの事業で整備を進めることとなります。まず、地区内道路の整備としましては、既に幹線道路として都市計画決定済みの八路線のうち、重要性の高い路線について整備の検討を進めます。また、地区内生活道路としては、基本的には市道認定路線を拡幅する手法で整備をいたします。なお、この場合、いずれも用地買収方式となります。また、下水道と公園の計画は、区画整理の換地設計に合致させた路線や区域の計画となっておりますので、当面これを現況の道路や地形に整合するよう、計画の変更が必要であります。 なお、これら代替の事業の事業認可等の時期は、今後の妻北土地区画整理事業の必要な法手続の終了を待って事業化の手続を開始することとなりますので、現時点では明確な時期は言及できないところであります。 次に、住民基本台帳ネットワークの件について、これまでの経過につきましては、ただいまの御質問で述べられたとおりでありますが、情報提供を受けることのできる事務が限定されておりますので、宮崎県及び本市におきましては、これまで情報提供を受けた事例はありません。情報の保護を初めとするシステム上の問題はこれまで発生しておりません。また、第二次サービスに向けての対応につきましては、全国的な広域交付サービスの方策として、希望者に対して有料で住民基本台帳のICカード発行を予定いたしております。市町村テストやデータ整備は来年一月ごろから順次実施予定であり、詳細が明らかになっておりませんので、今後調整を進めてまいります。 以上でございます。(降壇) ◆二十番(浜砂一郎君) それでは、自席から二回目の質問をさせていただきたいと思いますので、御答弁をよろしくお願いをいたします。また、時間の都合もございますから、質問だけに絞って行いたいと思いますので、御了承をいただきたいと思います。 第一点の市町村合併問題について、次の再質問をいたします。 第一点、市独自の合併パターンが無理だとするならば、壇上でも申しましたとおり、県が示している第一パターン、先ほど初めて児湯の方から誘いがあったということをお伺いをして大変うれしく感じたところでありまして、やはりこの合併問題は、佐土原、新富、西都の協議会がどうなるかは別として、重ねながら、一方では児湯とのパターンを考えるというニセットでやっていったらどうだろうかと思っておるー人でありますが、これは十分論議が必要でありますので、できましたら今議会でこういった協議の場を設定していただくとありかたい、このように思っているところでございまして、もちろん特別委員会で協議が重ねられると思いますけれども、重要案件でありますから、そのような場を設定していただくように議長にもお願いしておきたいと思います。 第二点は、市民への情報提供とともに、市民の合併ムードを喚起することも大変大事であり、(仮称)市町村合併推進室を設置をして、市町村合併問題を当市の重要課題として位置づけ、行政、議会、住民とが一体となった、合併問題に取り組むべき重要な時期に直面していると考えているわけでありまして、これらの設置についてお考えはないか、お尋ねをいたします。 第三点、壇上からも申しましたように、合併するか否かは最終的には住民投票によって決するべきと考えますが、そういうことから住民投票条例を制定するつもりはないか、お伺いをいたします。 第四点、市民に対する合併意識の高揚を図るには、小規模の合併問題座談会等を開催すべきと考えるわけでありまして、その時期も来ているのではないかと思うわけでありますけれども、そういった場を設置する考えはないか、お伺いをいたします。 第五点、我が西都市は、過去再建団体に陥った苦い経験がございます。もし他の自治体との合併が不可能になった場合を想定するならば、中長期的な行政改革を断行しなければ生き残りの道はない、そのように常々思っておる一人でございまして、先ほど松浦議員からも行政改革についての質問がなされたところでありますが、やっぱり合併問題との絡みがございますので、御見解かあればお伺いしておきたいと思います。 第二点の法元集落周辺地域の環境整備について次の再質問をいたします。 第一点、妻北土地区画整理事業の総事業費は百五十九億七千四百万円であったが、代替事業の総事業費はどの程度になるか、お伺いをいたしたいと思います。 第二点、妻北土地匡画整理事業において総額三億一千二百四十三万八千二百十二円で用地先行買収がなされているところでございますが、これらの土地の活用についてはどのようなお考えか、お聞かせ願いたいと思います。 第三点、代替事業として道路の整備、公共下水道の整備、稚児ケ池公園の整備等を挙げられておりますが、すべての事業を並行して、若干答弁がなされましたけれども、整備されるおつもりか、手法について再度お伺いをいたします。 第四点、稚児ケ池の浄化に取り組まれており、大変うれしく思うわけでございます。ボランティアでやっていただいているということで感謝をいたしておるところでありますが、水草除去の状況とEM菌による池の水質浄化について、さきの市議会で提案を申し上げたところでございまして、EM菌の関係の予算もついていたように記憶をいたしておりますけれども、これらの取り組みについてお開かせを願いたいと思います。 第五点、先日、公共事業再評価委員会が開催されたようでありますが、再評価結果等について概要をお伺いをしておきたいと思います。 最後に、第三点の本市の住民基本台帳ネットワークについて次の再質問をいたします。 一つは、本市から送付した住民票コード通知書の受け取り拒否はあったかどうか。二つは、県内においても個人情報流出などを懸念する苦情等の電話が約百五十件あったと、このように伺っているところでありますが、本市では住民からの不安の声等が届いていないかどうか、お聞かせを願いたいと思います。三つは、本市の場合、個人情報保護についてどのように対応されておられるか。四つは、国からのマニュアルをどの程度担当職員等は消化をされていらっしゃるか。消化できているか。五つは、情報が仮に漏えいされた場合、そういうような事態が生じた場合には、その責任はだれが負うのか。六つは、不測の事態が起こった場合、接続を切るということもあるのかどうか。七つは、ネット管理は業務委託していられると思いますが、情報管理は安全かをニ回目の質問とさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◎市長(日野光幸君) お答えをいたします。 合併問題についての五つの再質問でありますが、まず第一点の、独自パターンが無理だとすれば、県が示しておる合併パターンを早急に検討する考えはないかとの質問であります。これは壇上からも答弁いたしましたが、先ほどの松浦議員の質問でもお答えをしましたように、新たに児湯からの呼びかけもあったところでありまして、十分検討もしなければならないと思っておるところでありますから、これは議会との協議も早速進めていきたいと思っております。できれば今議会中に議会と協議をしながら、できるだけ早く方向を出していきたいと思っておるところであります。 それから、市民との情報の提供ですけれども、特に推進室を設置して合併問題に取り組むべきではないかということでありますが、当面は現体制で進めることにしておりますけれども、任意合併協議会が設置されるということになれば、当然それに対応できるような体制づくりが必要になると思いますから、推進室なども考えていかなければならない問題であろうと思っております。 次に、住民投票条例の制定についての考え方の質問でありますが、合併は市町村の存立の基本にかかわる課題でもありますので、最終的には住民の意向に沿って決定すべきであると思います。十分住民の意思が反映をされるものでなければならないと私も考えておるところであります。 次に、第四点の合併の座談会の開催についてでありますが、十月に開催しました説明会では、PR不足もあったと思いますけれども、あの出席状況を見たときに、市民の皆さんの合併問題に対する意識というのも私は低いんじやないかと思います。そのような状況から、今後の合併の判断材料や惰報を公開して論議することは必要だと考えております。 第五点目の他の自治体との合併が不可能になった場合での問題ですけれども、当然西都市が独自で生きていくためには、いろんな経費節減も含めてあらゆる努力をしなければならないと考えておるところであります。 次に、妻北地区の土地区画整理事業の問題でありますが、道路改良事業など必要事業をまとめまして、大まかな概算として試算をいたしますと、約七十憶程度になろうかと考えておるところであります。 私の方から、今の一点目と五点目の再評価委員会での問題等について答弁をいたしますが、その前に四点目の稚児ケ池の整備については、これは何十年という間、あそこが放置されておったわけでありまして、非常に腐敗した池になってしまいました。したがって、非常に西都市のイメージ的にも悪いというふうに考えまして、私の方から直接建設業協会の方にお願いをしまして、ボランティア的に整備をお願いしたところであります。おかげでかなり水草の除去が進んでおりますし、協会側の見方としては、今年いっぱいで水草の除去をしたい、こういう意気込みで頑張っていただいておるわけでして、大変感謝をしておるところであります。 具体的には担当課長から答弁をいたさせます。 それから、第五点目の公共事業の再評価委員会での評価結果についてでありますが、会議では、妻北土地区画整理事業の経過、現状及び問題点について十分に時間をかけて詳細に説明を申し上げました。委員各位においては十分に現状を御理解をいただけたものと考えております。そして、再評価の結果につきましては、全会一致で中止妥当との結論をいただいたところであります。その他の項目につきましては、担当課長から答弁をいたさせます。 次に、住民基本台帳ネットワークの問題に関して七点ほど質問がありました。そこで、私が五点目と六点目について答弁をさせていただきたいと思いますが、システム上の情報保護につきましては、問題が生じることがないようにでき得る限りの対応をしてまいりたいと考えております。 また、六点目の不測の事態が起こった場合の対応につきましては、かねてからお話をしておりますように、そのようなときは重大な決断をせざるを得ないと考えております。そのほかの御質問につきましては、担当課長から答弁をいたさせます。 ◎都市計画課長(高橋芳徳君) 私の方から説明をいたします。 まず、御質問の五点のうち、一番と五番につきましては、ただいま市長の方から御答弁なされましたので、二、三、四について、この三つの点について私の方から御答弁申し上げます。 まず、第二点目の土地区画整理事業として先般先行取得をいたしました一万七千九・八六平米の土地の活用方法でありますけれども、これは、代替工事等を当地区内において実施するということになりますと、当然それに関する土地も必要になってまいりますので、その方面で有効的にむだのないように活用させていただきたいと、そういうふうに考えております。第三点目としましての代替事業の整備の手法でありますが、下水、道路改良等と並行して整備をする場合も考えられますけれども、当面、緊急を要する事業から整備をしていきたいと考えております。 次に、第四点目の稚児ケ池の水草除去作業につきましては、これは先ほど市長が御答弁になりましたように、西都地区建設業協会にボランティアで作業をお願いし、十月上旬から水草の除去作業を実施していただいております。現在、目で見まして、池面積の約五〇%程度の水草の葉っぱとか茎、葉柄というらしいんですが、そういったものの除去が終わったところであります。また、これは根が残っておりますので、また恐らく発芽時期になりますと芽が出てくるのじやないかということで憂慮しておりますが、当面、現在のところ、今申し上げました程度の除去作業が終了いたしております。 次に、EM菌による水質浄化につきましては、百リットルの拡大液製造装置と五百リットルの農業用ポリタンクニ個を購入いたしまして、十月下旬より一週間に一回、千リットルの量のEM活性液を投入し、現在まで計六回、六千リットルを投入いたしております。また、投入前に水質検査を実施しておりまして、今後、随時水質検査を行いまして、EM菌による水質浄化の効果について追跡調査も実施していく予定であります。 以上であります。 ◎市民課長(神田守君) 住民基本台帳ネットワークに係る再質問のうち、残りの御質問についてお答えします。 まず、一点目の住民票コード通知書の受け取り拒否の件についてでありますが、郵送による、いわゆる受け取り拒否が一件と、市民課に持参して返納されたものが二件の合計三件となっております。 次に、二点目についてでありますが、問い合わせは数件ありましたけれども、おおむね御了解をいただいております。 三点目の本市における個人情報保護の対応につきましては、職員が担当する事務の範囲を超えて取り扱うことがないように意識の啓発を図るとともに、不正な操作が行われないように、パスワードなどによるシステムの管理に努めております。 次に、四点目についてでありますが、必要に応じて適宜情報の周知を行い、事務取り扱いに支障を生じることがないように職員の理解を促しております。 最後にお尋ねの情報管理の安全の問題につきましては、本市条例や委託契約書において受託業者の秘密の保持義務を規定しておりますが、今後とも個人情報の保護につきましては、万全を期してまいりたいと思います。よろしくお願いします。 ◆二十番(浜砂一郎君) 最後の質問になるわけでございますが、今、お答えをいただきまして、整理をいたしておりませんので、聞き違えもあろうかと思いますけれども、お許しをいただきたいと思います。 第一点の市町村合併問題についてでございます。壇上からも先ほども、新富、佐土原とは大変難しい状況になってきたというお答えをいただいたところでありまして、しかしながら、数年にわたって当局も議会も二町と議論をしてきたわけでありまして、おつき合いもしてきたところでありまして、やはりまだ時間がございますので、この二町との協議も今後続けていくべきではないかと、こう思っておるわけであります。また一方では、先ほど高鍋町長を通じて児湯からありがたいお誘いがあったということでございます。ですから、それらをどのようにして取り組まれるかということをお聞きしたかったわけでありますし、また特別委員会ができておりますので、十分この合併問題については協議がなされると、こう思いますけれども、この議会を逸しますと三月定例会しかございませんので、今議会中にやはり何らかの方向が出るような協議の場を設定していただきたい。このことについては御要望でありますので、よろしくお願いをしておきたいと思います。 それから、第二点目につきましては、るるお答えをいただいたところでありますが、椎児ケ池の浄化について、これは大変景観がよくなりました。大変うれしく思っておりますし、この池の浄化につきましては、植樹祭までに、市外の方がお通りになるわけでありますから、整備を終わるように御要望を申し上げたいと思います。 それから、第三点目の住民基本台帳ネットワークですけれども、来年の八月に第二次がスタートするわけでありますから、ひとつ課長を中心に問題が起こらないように対応をお願いして、私の質問を終わります。 ◎市長(日野光幸君) 一点だけちょっと補足して答弁いたしますが、合併問題ですけど、佐土原と新富との関係の協議は今後も続けていくべきではないかということでありましたが、先ほど申し上げましたように、三市町による協議会はこれで完全にシャットアウトになったわけではありませんので、今後、状況の推移を見ながら対応することになるだろうと思います。 ただ、新たな状況が生まれた、先ほど児湯との関係であります。これは、早速きょう、特別委員会が開催されるそうでありますから、その経過も含めて、私も出席をし、述べたいと思いますが、できますならば、今議会中に十分協議をいただきながら、方向性が出されればいいと私も思っております。任意協に参加するかしないかは市長の判断でできるわけですけれども、しかし、これは大事な問題でありますから、十分議会との協議の上に方向性を出していきたい、こう考えておるところであります。 ○議長(池沢正博君) お諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(池沢正博君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって延会することに決しました。 明日は午前十時開議、一般質問を続行いたします。 本日はこれをもって延会いたします。                         午後一時三十七分 延会...